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2009年度 活動指針

室長・委員長紹介

地域の誇り創世室

■地域の誇り創世室 室長
角田 周一
角田 周一
室の背景
2006年環境首都づくりに対する意識調査の結果、北九州市が「世界の環境首都」を目指していることを74%の人が知っていると回答しましたが、「環境・福祉等の市民活動が強みである」と回答したのが1.4%、「北九州市は環境都市である」と回答したのが7%でした。これは行政の取り組みに対しては認知し、市民の環境に対する意識は高いものの、実際の市民の活動やイメージには繋がっていない問題を明確にあらわしています。

事業計画
当時のひどい公害の実情を何とか伝えようとして戸畑の婦人会が作成したドキュメンタリー映画「青空が欲しい」が市民運動を巻き起こし公害を克服することができたという運動を鑑みて、私たちは「どうして、日々健康に暮らしていけるのか」「なぜ、北九州市が環境首都を目指しているのか」と考える必要があります。当然、私たちが取り組むJC運動においても「どうして、このような事業に取り組むのか」と考える必要もあります。それは過去において様々な苦難を乗り越えて環境問題を克服するために市民運動を巻き起こした先人たちがいたからこそ、今があるからに他なりません。先人たちが私たちに今を残してくれたように、私たちは次代に生きるもののために、そして北九州市だけでなく地域の稜線を超え日本、世界のために、私たちJAYCEEは、社会の変革へと導く力強いカタリストとして、明るい豊かな社会を築くための運動に取り組まなければならないのです。

未来のビジョン
JCが直面する問題解決のために運動することも必要ですが、未来を担う次代の子や孫に何を残すかということを考えることも必要です。北九州市の環境は改善されていきますが、なぜ改善されてきたのかと考えると先人達の使命感に他なりません。私たちが環境問題について先人達の使命感を再認識することで、私たちが取り組む様々な運動が勇気づけられ、自信と誇りになり、さらにその運動は加速し、持続可能な社会が実現するでしょう。

■「青空がほしい」プロジェクト特別委員会 委員長
藤本 知秀
藤本 知秀
委員会の背景
北九州市は戦後重工業を中心に発展を遂げましたが、同時に七色の煙が煙突からでると言われ、スモッグで空を覆われた「灰色のまち」と揶揄される公害のまちでした。そこで家族の健康被害に悩まされていた戸畑の婦人会が立ち上がったことで市民運動が巻き起こり公害を克服することができました。しかしながら、公害が克服できたものの、使命感に溢れた戸畑の婦人会の行動によるものだと北九州市民には認識されていないのが現状です。

事業計画
北九州市には、子どもたちのために、明るい豊かな社会を残すという戸畑の婦人会の使命感に溢れた運動により公害という環境問題を克服した実績があります。しかしどうやってこの環境問題が克服されたのかだけでなく、当時の公害の実情を知ってもらおうと作製したドキュメンタリー映画「青空がほしい」を見たこともなければ、どんな思いで製作したか知らない市民が多くいると思います。これに限らず先人たちが取り組んだ環境に対する運動も知らないはずです。2008年、国から環境モデル都市に認定され、市民が「環境首都市民」となっていくためには、先人たちが起こした環境に対する運動を再認識し、次代に生きていくもののために、また公害を克服したという実績に市民が誇りに思えるために、次代に渡り語り継がなければなりません。この先人たちの思いを市民、JCメンバーに再認識してもらうため、「青空がほしい」運動を展開し、発信していきます。

未来のビジョン
今回、「青空がほしい」運動を展開し、戸畑の婦人会が使命感を持って運動したことを再認識していただくということは、北九州青年会議所が取り組む市民を巻き込んだ環境に対する様々な運動の根幹となり、JCメンバー一人ひとりが地域のリーダーとして、カタリストとして、環境意識を高めていくことができ、市民意識変革運動へと繋がっていきます。そして北九州というまちに生まれ育ったことを誇りに思っていただけると確信します。
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